Written By: 川俣 晶
「交差点の途中からしか見えません。渡ってしまうと見えません」
「えー」
「そこだけ見える。そのはかなさが魅力」
「話はそれだけ?」
「実はね。建物さえ低ければかなりいろいろなものが見えるのだと良く分かった。江戸時代はもっといろいろな物が見えたはずだ」